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このコンテンツでは主にレストランやカフェ、ホテル等で業務用でご利用いただいているお客さまやyumiko iihoshi porcelainとのコラボレーションによりオリジナルアイテムをご依頼くださったお客さまへのインタビューを掲載しております。
yumiko iihoshi porcelain では、法人・業務用など、まとまった数量をご検討のお客さまは、メールでのお問い合わせの他、東京店・大阪店にて個別のご相談も承っております。
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June 21, 2024

「グッドバイブス」を届けるピースVERVE COFFEE ROASTERS

今回私がおうかがいした先は、恵比寿ガーデンプレイス1階に位置するVERVE COFFEE ROASTERS(ヴァーヴ コーヒー ロースターズ)。店内には、出勤前のひとときを過ごす人や愛犬との散歩の合間に一息つく人、静かに本を読む人や小さなお子さんと一緒のお母さんなど、朝から夜まで思い思いの時間を過ごす多様な人々が集います。2016年、ヴァーヴ コーヒーはカリフォルニア・サンタクルーズ発のスペシャリティコーヒーショップとして、カリフォルニア外では初の店舗を新宿NEWoMANに出店、その後鎌倉雪ノ下、六本木、北鎌倉へと店舗を拡大し、2022年には国内5店舗目となるこちらの恵比寿ガーデンプレイス店を、昨年2023年には代々木公園店をオープン。サンタクルーズ・スピリッツを大切にしながら、日本独自の進化を続けています。
 

今回は、私共にオリジナル食器の製作をご相談いただいた背景や経緯についておうかがいしながら、完成したヴァーヴ コーヒー オリジナル食器についてご紹介します。

「日本のオリジナリティやクラフト感をもっと大切にしたいという思いがありました。yumiko iihoshi porcelainの食器はもともと自宅で使っていたことでその使い心地の良さを知っていたこともありましたし、何よりストーリーのあるものづくりをされていることに共感しました。私たちにとって店内で使用する食器は、居心地のよい空間をつくりあげる上で欠かすことのできない大切なピース。西海岸の要素を残しながらも、日本らしい洗練されたエッセンスを取り入れていきたいと思い、ご相談をしました」

恵比寿の新店舗オープンにあわせ、国内全店で使用するオリジナル食器の製作についてご相談いただいたことから、お取り組みがスタートしました。新店のインテリアや洗練されたモダンな店内のイメージプランを事前にうかがいながら、一方で既存のお店での使用シーンにも自然と馴染むデザインであることも大切です。インテリアの色味や素材から、豊富なメニュー内容や提供されるコーヒーの容量、お食事の内容に至るまで、ひとつひとつ丁寧にヒアリングをしながら、デザインイメージを膨らませていきました。

お店に入ってまず目に飛び込むのは、ブランドロゴを配した象徴的なエスプレッソマシーン。その上にベージュを基調としたブラウン、カーキ調のカップがランダムに積み重なることで、落ち着いたアースカラーの濃淡と自然なグラデーションがシックで落ち着いたムードを印象付けています。

それぞれのカップを実際にご覧いただくと、同じ釉薬でも色の濃淡や釉薬の出方などが違ってみえることにお気づきいただけるかと思います。個体差がある釉薬を採用することで、ひとつひとつのカップの表情に違いがうまれ、そしてそれぞれが積み重なったときに、単色では表現できない立体感や奥行ある表情がうまれるよう目指しました。釉薬は天然の素材を用いているため、気候条件や窯の状態によっても繊細に変化するもの。イメージした釉薬の組み合わせが生まれるまで、何度も繰り返し試験を重ねることは珍しくありませんが、時にはその偶然性は魅力のひとつでもあります。

さらに、カップのソーサーとお食事の提供を兼ねるプレートにも色のバリエーションを採用。カップとソーサー、そしてプレート、それぞれの色と色の自由な重なりや組み合わせが、ヴァーヴ コーヒーのどの店内の様子にもすっと馴染み、同時にお店を印象づける特徴のひとつとなればと願い、量産品でありながら、職人の手作業を経てうまれる一点一点異なる釉薬の表情を器の個性として製作を続けてきた、yumiko iihoshi porcelainならではのユニークな提案をさせていただきました。

カップの形状は、洗練されたすっきりとした印象の中にも素朴さが感じられるデザインを考えました。少しざらっとした素材感があり、手に持ったときの質感からも温かみが伝わるよう心掛けました。
「どの店舗もその立地に沿ったオリジナリティを演出しながらも、一貫して大切にしていることは『グッドバイブス』と親しみやすい接客。モダンで洗練されたインテリアや店内のイメージを伝える一方で、クールでとっつきにくい印象を持たれることのないよう、画一的ではなく、印象に残るような気持ちの良いサービスを常に心がけています」というお話の通り、店内に一歩足を踏み入れると、フレンドリーなスタッフに迎えられ、たっぷりと注がれたコーヒーやラテとともに思わず長居したくなるような心地よい時間が、途切れることなく流れています。

私共が製作させていただいたオリジナル食器が、ヴァーヴ コーヒーの大切にするスピリッツをお客さまに届け、心地よい空間を作り上げるひとつのピースとなることが出来ればと願います。

<オリジナル食器は、VERVE COFFEE ROASTERS店頭およびオンラインショップ にて販売しています。>

VERVE COFFEE ROASTERS EBISU
150-0013
東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザ 1F
03-6450-3058
https://vervecoffee.jp/

Photo Suguru Ariga
Interview & text Natsuko Kobayashi

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